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<日時>
 2018年9月28日(金) 晴れのち雨・雹のち晴れ
      9月29日(土)晴れ

<行先>
 幌尻岳

<アクセス>
 道の駅「樹海ロード日高」→チロロ林道入り口→チロロ林道終点(ゲート)

<人数>
 単独

<コース>
 1日目(9/27):チロロ林道終点(ゲート)→二ノ沢出合→トッタの泉→ヌカビラ岳→北戸蔦別岳→戸蔦別岳→七ツ沼カール下降点(デポ)→幌尻岳(ピストン)→七ツ沼カール【泊】
 2日目(9/28):七ツ沼カール→七ツ沼カール下降点→戸蔦別岳→北戸蔦別岳→ヌカビラ岳→トッタの泉→二ノ沢出合→チロロ林道終点(ゲート)


<前置き>
 3:00頃に起床し、登山口へ向かう。
 一昨年の辛い記憶が脳裏に浮かぶ。。。

 ・2016年8月の台風で、日勝峠のチロロ林道手前の橋が崩落。
通行止めとしらずに、同年秋に突っ込み、林道手前で敗退。
 ・2017年は橋は仮復旧するも、チロロ林道が通行止。
 ・そして今年 2018年。
   初夏にチロロ林道が復旧し、リベンジの契機を得た。 


 今回の幌尻岳 山行はこだわっている。主に3つ。
 
 こだわり1、チロロ林道コースで登る
  なぜチロロ林道コースにこだわるのか?
   幌尻岳の登山コースは計3コース。
   1.振内(幌尻山荘)コース 一般的なコースで、渡渉があるものの、最短コース。シャトルバスと山荘の事前予約が必須。
   2.新冠コース 渡渉はないが、長い林道歩きあり(片道18km)。
   3.チロロ林道コース 沢あり、縦走あり、野趣あふるるロングコース。ヒグマ遭遇率が高いコースでもある。

  深田久弥が歩いたコースは1であるが、深田の歩いた時代のコースと今は違う。
  1はピークハンター用のコースと化しているといっても、過言ではない。。。
  『日高の山はそう簡単には入れない』と深田が述懐した、遠くて険しい幌尻岳のイメージは、チロロ林道のそれが近い。


 こだわり2、七ツ沼カールにテント泊
  幌尻岳の圏谷の底に当たる絶好のロケーション。ヒグマ警戒の場所ではあるが、魅力あるテン泊地だ。


 こだわり3、紅葉時期
  花の時期も魅力だが、秋に歩きたい。



 こだわり2はさておき、こだわり3も、、、、9月に降雨の多い北海道では、なかなか機会を掴み難い。
 9月はほぼ毎週末を山行狙いで来たが、、、、、高気圧のリズムと週末がマッチしてくれない。
 今回は、、、半ば強引に休暇を取り、高気圧を掴みに来た。

 とはいえ、台風も近づいており、3日後には必ず大荒れしてしまうため、停滞猶予があるわけではなかった。
 たとえトラブルで1日停滞しても・・・9/30(日)迄には下山しなければいけない。


 なんか・・・・今回はいつになく緊張するな。



 日勝峠は迂回路にて仮復旧をしている。
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 チロロ林道も通っている。
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 ※チロロ林道のルートは、楽古岳アクセスにて紹介したブログ「からあげ隊長の日記 (幌尻岳~チロロ林道より)」記事が
  大変わかりやすく参考になった。
 
 
 ちなみに・・・・10/1より狩猟解禁に伴い、ゲートが閉まると言う。


 なんというタイミング!!
 ギリじゃないか。

 水路を越え、シカやキツネに遭遇し、
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 ようやく林道終点(ゲート)に到着する。
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<内容>
 1日目(9/27):チロロ林道終点(ゲート)→二ノ沢出合→トッタの泉→ヌカビラ岳→北戸蔦別岳→戸蔦別岳→七ツ沼カール下降点(デポ)→幌尻岳(ピストン)→七ツ沼カール【泊】

 昨夜の雨が嘘のように、穏やかな月夜。明るい月だが、星も数多く見えていた。
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4:30 チロロ林道終点(ゲート)発
 北海道電力管理道路を歩く。。。ま、一般車が入れない林道・・という事です。
 ちなみに幌尻岳は3コースとも、北電の管理道路を歩かないと登山口へアプローチできない。
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5:17 取水施設がある林道の終点を通過する。
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 ここから沢筋を行く。 
 何度も渡渉するが、事前情報通りくるぶし程度ではある。
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 奥に行くほどに紅葉も色濃く。
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 沢筋から尾根の取り付き。
 いよいよ長い急登が始まるぞ。

 木々の隙間から、山々が見える。
 天気は保ちそうだ。
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7:54 トッタの泉
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 ここで給水。ここまでの水分摂取量をみて、背負う水の量を決める事にした。
 結論としては、ここで1リットル飲み蓄え、 水は2リットル+ポカリ1リットル=3リットルを背負う事にした。

 ハイマツにひっかけ、ズボンの左裾が避ける。
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 ヌカビラ岳は目の前。
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9:29 ヌカビラ岳 着
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 ヌカビラ岳で、幌尻岳の山容が見渡せる。
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 ヌカビラ岳から、北戸蔦別岳まで軽い藪漕ぎ道を行く。
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10:25 北戸蔦別岳 着
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 北戸蔦別岳はテント1張のスペースがあり、デポして幌尻岳を取りたい人にとって都合がよく、人気が高い。
 この日の入山者は私一人だったので、ここに幕営してもよいのだが・・・・・、今回はやはり七ツ沼カールに泊る。

 北方の稜線が美しい。1967峰やビバイロ岳。
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 南方の稜線は戸蔦別岳と遠くに、幌尻岳。
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 紅葉どんぴしゃ。 来てよかった。 素晴らしい眺望だ。
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 稜線はハイマツの藪漕ぎ。
 ズボンが益々裂けていく。。。。。。。 補修どころか、、もう駄目だなこれ。 ズタズタ。
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11:40 戸蔦別岳 着
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 戸蔦別岳から南(正面)に幌尻岳の肩、その先 やや南南西(右の方)に、幌尻。
 そして、七ツ沼カールは左手の稜線下に姿を見せる。 
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 20分ほど降りるとカールの全容が見える。
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 ため息が出るほど美しい。。。。。今日の寝床、、どんな夜景がみえるのか。
 楽しみだ。

 と同時に黒い影がうごめいていないか、よーーーーく目を凝らした。w

徐々に西から押し寄せる雲が厚く、太陽を遮る。
 時々あられのようなものがパラパラと降る。  アラレ、、いやよく見ると小粒の雹であった。

 稜線上、幌尻肩までの急登。
 余力はあり、本日中のアタックを決心した。
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12:42 七ツ沼カールへの下降点 着
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 下降ルートは2つあり、1つはこの戸蔦別側で、もう1つが幌尻岳側にある。
 初夏は残雪の影響で、こちらの下降点の方が比較的安全と言われている。
 雪のない今時期はどちらでもいいのだが、こっちのルートもそこそこ急ではあるようだ。

 ここでデポって、サブザックで幌尻岳へアタックをかける。
 デポったザックに、ザックカバーをかけるのも忘れなかった。


 幌尻岳への登りも、基本はハイマツの藪漕ぎが試練。

 幌尻稜線から振り返るカールの眺望。 
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 チングルマ
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14:00 幌尻岳山頂 着
 ついに!!!  
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 そして日本百名山はこれで完登!!!!



 頂上はdocomoの電波が通じるようで、家族・友人に達成を報せる。

 ヤマネチ!!
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 この後は雨が降り出し、カール下降点に着く頃には大雨。
 また、、、カール下降は割と足場が悪く、、慎重さが求められるかつ、、最後の最後で背丈ほどの藪漕ぎを抜けないといけなくて、
 雨具を着ていても、全身がずぶ濡れに濡れた。

16:30 七ツ沼カール 着
 そそくさとテントを設営し、潜り込む。

 本来ならば、、、、ここでコンロで暖を取るのだが、今回の山行は短期のため ガスを買ってない。
 お金の問題というより、、、、1日程度しか使わないのに、勿体無いという想いから買ってない。
 (ガスは機内持ち込み不可なため、北海道到着後に購入する必要があるのだ)
 
 シュラフにくるまり、体温維持に努める。
 雨は容赦なくテントを激しく撃つ。

 明日も雨だったらどうしよう。。。
 下山か停滞か。。。

 今考える必要のない事をぐるぐる考えてしまう。

 ぶるぶる震える身体。低体温症を発生するとまずいので、着替え等 すべての服を着込む作戦に切り替え、
 再度シュラフにくるまる。

 温度があがり、衣服の乾燥も進む。
 最初は20分置きに目が冷めていたが、徐々に睡眠間隔も長くなる。

 よしこれで大丈夫。
 更に長く眠り、、、、深夜2時に目を開けると、ほんのり明るい闇と静寂。


 テントを開けると、夕方の雨や不安が嘘のような静かな月夜の七ツ沼カール。
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 キューンキューン!!
 時々、ナキウサギの声が響き渡る。



 アイヌの人は山のカムイ(神)を幌尻に祀ったそうだ。
 神は命を奪いもすれば、助けもする。

 幌尻の核心地域で、カムイの存在を少しだけ感じる事ができたような、、そんな気がした。
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テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用




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【2019/10/22 15:09】 | #[ 編集]














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