<日時>
2018年6月25日(月)くもり 後ち 晴れ
<行先>
利尻山(北海道) 日本百名山
島全体が一つの山を形成し、しかもその高さが1700mもあるような山は、日本には利尻岳以外にはない。
・・・左右に伸び伸びと稜線を引いた美しい山であった。利尻島はそのまま利尻岳であった。
-深田久弥「日本百名山」より-
<コース>
利尻北麓野営場→利尻山山頂(ピストン)
標準CT 9.2h :
<メンバー>
2人(w/Tさん)
<内容>
1:30 起床
幸いな事に曇り空。
本当に1時間ほどで夜が明けるのかというほど、真っ暗。。
5月・6月は少雨で知られる北海道。
花咲く一番よい時期という理由が一番だが、雨が少ない時期というのももう一つの狙いではあった。
しかもである。
礼文・利尻の3日間で、一番晴れそうな予報日を利尻アタックデーにあてられるよう、事前にTさんと綿密に計画してきた。
3日目に利尻アタックするよう決めたのは0日目のサッポロの夜である。
なんとか、、好天してほしいものである。
2:14 利尻北麓野営場 発
支度を済まして、早速出発。
2:24 甘露水
10分ほどで甘露水へ。もちろん、通過する。

ヒグマはいまいか。。
手を叩き、存在をアピールしながら歩く。
3:46 6合目通過
ここにはトイレブースがある。
この山は環境保護のため、トイレは野でしてはいけない。

こんな時は意外と我慢が平気の私。
この日は一度も用を足さずに登りきれた。
4:06 7合目通過

4:48 第二見晴台 通過
まだガスっている。。 モチベーションが下がる。。
うう・・・・こんな遥々登りに来て、ガスはないぞ。。。晴れろー。晴れろー。

5:03 8合目通過

利尻山が眼前に近づく、、、はずだが。

おや?? 徐々に雲が薄く、、、流れていく。
私 「これ、来ますね。 晴れるんじゃないですか!?」
Tさん「来ますかね!」
お!??
どーーーん!! 
晴れたーーーーっ!! ガスとれたーーー!!

ってか、、
利尻、、、かっこいい!!!

5:14 利尻岳山小屋 着

事前にキャンプ場の管理人から情報を得ていたが、どうやら避難小屋に泊まって早朝アタックかけた登山者がいるようだ。

10分ほど小休止し、先に進む。
小屋の外は素晴らしい雲海が広がっていた。

エゾノハクサンイチゲ

ミヤマアズマギク

1時間ほど登り、頂上も直下。

足下は赤茶けたザレた地質に変わってきた。

最後の尾根を登ると、山頂はすぐそこ。

6:46 利尻山山頂 着
北峰が公式には山頂になっているが、

わずかながら、南峰の標高が高い。

キバナシャクナゲが群生していた。

南峰までのルートは崩壊しているため、途中まで歩き、見に行くことへ。

雲海の隙間から海岸線が見える。

昨夜のイタリア人の他、カリフォルニア出身の外国人も登ってきた。
積極的に話しかける。

7:20 利尻山山頂 発
ひととおり頂上を満喫できたので、下山する。

振り返り、山頂を仰ぐ。
なんて、美しい錐をした山だ。 秀麗というに相応しい気品がある。

目に焼き付け、下山する。
百名山もこれで99座目。

下りは、美味しい甘露水をたっぷり給水。

9:44 利尻北麓野営場 着
無事に目標時間内に下山できた。
これなら飛行機間に合うどころか、、温泉も入れる。
利尻富士温泉へ入浴。
地元のおじさんに、ヒグマがいるので道路整備が進まず、来月予定されている天皇陛下来訪が中止or延期になるかもとの情報やら、
地元の人に対するヒグマの存在(厄介者、鉄砲で撃って欲しい)を伺った。

いつのまにか、山頂で会った外国人も入浴しており、
また、カタコト英語でコミュニケーションをとってみた。。。
なんだか英語が通じてるのを面白がって、地元のおじいさんは私を通訳代わりに、
「ヒグマを鉄砲で打たなければいけない」 って、訳してくれとか、、無茶なお願いをされる始末。
利尻空港移動。

天気は曇ってきたが、フライトには問題なく。
なんとか千歳空港行きの飛行機が飛んだ。

【航路】利尻空港→千歳空港
飛行機の窓からみえた利尻は、船でみた印象、また深田久弥が称した印象通り、、、、「利尻島はそのまま利尻岳」 だった。
一体であり、それが独特の美しさを放っている所以だ。

千歳空港へ降り立つJAL便。

千歳空港に着き、出発時間までTさんと土産を買ったり、

お疲れ様会をひらいたり、、。

Tさんは 先の便で、東京へ。
いつも単独が多く、3日間も偏屈な私に付き合ってくださり、大変に感謝をしている。
Tさんと別れ、、、実はまだ食べる私。
豚丼を食べ、味噌ラーメンを食べ。。。。 時間ギリギリまで食べまくった。

以上、そんな・・・・・最高の3日間也。
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